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今回ご紹介するのは、インドの赤いプレートです。
とても細かい装飾にインパクトのある赤。よく見ると模様には色とりどりの鳥や象、孔雀たちの姿。見れば見るほど奥へ奥へと引き込まれていきます。インドのジャイプールで作られたミーナカリ。金属に彫刻を施しガラス質の顔料を埋め込んで焼成を繰り返すインドの伝統七宝焼き。「物に楽園を宿らせる」ミーナカリとはペルシア語でそういう意味を持つ言葉です。
このミーナカリはもともとはペルシア(現在のイラン)で生まれた技法で、16世紀にシルクロードを経てムガル帝国(現在のインド)へと伝わりました。ムガル帝国では玉座や宮殿の壁を飾るために使われた装飾芸術です。このプレートのような花弁形の縁と儀礼的な構図から食器としてではなく贈答や儀礼のためにあつらえた品であることが伝わってきます。
壁に飾ったり、アクセサリーを置いたりして生活の中に遥かペルシアからムガル帝国の宮廷を経て受け継がれてきた技術と歴史を暮らしに迎えてみませんか?