先日、都内で開催されていた「坂本龍一 音を視る 時を聴く」展に行った。

もう会期の終わりに近い休日だったので当たり前だけど会場は来場者で賑わっていた。(というかごった返してた)

入場してすぐ、それぞれの空間は独特の雰囲気に包まれていて、作品を移動するたびに違う世界に浸る感覚があった。YMO時代から晩年の作品までと、幅広い時間軸で坂本龍一に触れられるのも楽しい(オムニバス的な感じでもあるので、熱心なファンには少し物足りないと感じるかも?)

音楽だけじゃなく自身がデザインした空間演出も素晴らしかった。



(本当はもっとたくさんあるのだけど)印象的だったのは2つ。

1つ目は「async」
かなり前にワタリウム美術館でやっていたものの再構築といった作品。18mもの横長の大画面に映された写真が端から流れていく映像は、時間など自分の身の回りの流れが視覚化されたような美しさと儚さ。やっぱり美しい。

2つ目は後半の「LIFE-WELL TOKYO」
屋外空間の作品で、空間の左右から霧を発生させて、あっという間に霧に包まれる。その中にいるひとはシルエットになり、風や雨に左右されてヒトのシルエットの濃淡が変化。モノの情報が整理されてく様が美しかった。あいにくの雨だったのととにかく混んでたので中からしか見えなかったのが残念。

上にも書いたけど、本当に人が多すぎてじっくり向き合えなかったのが残念。いくつかは並びすぎて断念したり。

そもそも入場制限のために予約しか買えないとか書いてあったのに当日券も売ってるし、、

帰り際、ミュージアムショップでアナログ盤が売っていて、すごい迷ったけど、やはりジャケットデザインでasyncを購入した。

初曲から暗いけどじんわり染み渡る楽曲でずっと聴いてたくなるのですよね。

ということで、坂本龍一を偲び浸れた一日でした。

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